風と音と匂い

暁(あかつき)のブログ

最後のバカンス 3日目

民宿の朝食をおいしくいただき、民宿の屋上に上がってみました。

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右が伊江島で、夜も結構な灯りがともっていました。
左が水納島で、今は無人島なんでしょうか、夜は灯台の放つ光だけでした。

手前には建設途中で放棄されたホテルがあります・・・。
リーマンショックで銀行の貸し渋りにあい、撤退してしまったそうです。
ホテルの両脇にはコテージやゴルフコースまで計画されていたそうですが、その広大な土地は今や荒地だそうです・・・。
地元の人にとっては邪魔以外の何物でもありませんよね。


この日の予定はただひたすらドライブ!
17時にレンタカー会社に返却する予定なので、それまでただひたすら走り続けます。

宿を出て向かったのはすぐ近くにある瀬底ビーチ。

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本島のビーチで人気ナンバーワンらしいです。
でも曇り空の下ではいまいち。(笑)

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ビーチの砂はサンゴのかけらでできているらしく、目の粗い砂で綺麗な色をしていますね。


そこから少し走って、着いたのは古宇利大橋。

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古宇利島に渡ってもう1枚。

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ここも天気がよければもっと海が綺麗だったんですけどね。
この写真を撮ったすぐ横にはお墓が並んでいたんですけど、沖縄のお墓はちょっと特殊です。
塀でお墓を囲んでいるので、どんなお墓なのかよく見えません。
覗き込むと家のような形をしたお墓で、よく知っている墓石という感じではありません。
その中に「古宇利家之墓」というものがありました。
古宇利島って、人名から付けられたのでしょうかね?


次は一気に北上して、本島最北端の辺戸岬を目指します。

この辺りから風景は一変します。
今までは片側2車線の広い道路が続き、民家や店舗が絶えず立ち並んでいましたが、道路は片側1車線、海沿いを走っていても見えるのは海と山ばかりです。
なぜこんなに南の方ばかり栄えているのかと思ったら、走ってみて納得です。
山ばかりで人が住める場所が少ないからなんですね。


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そして着きました。辺戸岬。

ん?左の山の中に何か見えるぞ・・・。

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なんだアレ?!(爆)
気になるから後で行ってみよう・・・。


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断崖絶壁ですが、一応先端まで歩いて行けちゃうところがさすがです。(笑)

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天気がよければこの向こうに与論島が見えるはず。
この鳥の石像、どっかで見たことあるなぁ?と思ったら、何かのゲームに出てきたような。(笑)



さっきの山の中にあったものが気になってしょうがないので、辺戸岬はそこそこに行ってみることにしました。

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山の中をだいぶ上って辿り着いた駐車場。
辺戸岬には多くの観光客がいましたが、ここはさすがにポツーン・・・。

そこからまた少し階段を上がると、いました。あいつです。

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でかっ!
これなに?
ヤンバルクイナ?(ぇ

一応展望台になっているようですが・・・

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お約束のように立ち入り禁止。

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外壁が崩れ落ちちゃってますもんねぇ・・・。

沖縄って意外とこういうところ多いです。
お金使わなきゃいけないところに使われてないっていうか・・・。

道路のセンターラインもそうです。
南部にある片側2車線や3車線もあるような道路は綺麗ですが、北部の道路のセンターラインは、ほとんど消えてます。
センターラインだけならまだしも、道路標識も倒れたままだったりするので、今自分が走っている道路の制限速度が何キロなのかも分からないことがあります。
ちょっと沖縄行政、市民生活に直結する部分でいただけないところがありますねぇ。
問題は基地問題だけではありませんよ・・・。

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ヤンバルクイナから辺戸岬を望む。


この後は、本島東岸をひたすら南下します。
知らない道をオープンで颯爽と駆け抜ける。
気持ちいい~♪


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途中で見つけた風力発電用の風車。
羽が一つないんですけど・・・。
こんなの初めて見ました。(汗)
しかも沖縄に来て見た風車、どれも止まったままなんですよね。
風も程々にあったのに、なんでなんでしょうね?


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個人的に風景が綺麗だと思って寄った安田海岸。
でもやっぱりこの天気では・・・。(汗)

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この花、本当はもっと赤みがあって綺麗だったんですが、カメラで撮ると違っちゃいますねぇ。
これってやっぱりレンズの問題なんでしょうか?


途中で遅い車に引っ掛かったりして、やっぱりレンタカーの後ろは走りたくないなぁ、なんて思っていると、レンタカーじゃなかったり。(苦笑)
ホントに遅い車は常に30km/Hで走ってたりしますからね。
そして道路は追い越し禁止。
周りに民家もなければ交差点もないのに。(爆)
大型トラックは抜かさせてくれますが、一般車は1台たりとも抜かさせてはくれませんでした。
なかなかの苦行・・・。


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右の岬が辺野古。
今度はこの辺りがあの爆音にさらされるようになるわけですねぇ・・・。
どこか無人島にでも持っていけないんでしょうかねぇ?
発電も貯水も、全部専用で造っちゃえばいいじゃないですか。


この辺りから段々と建物も増え、車も増えてきたので、沖縄唯一の高速道路、沖縄自動車道に乗りました。
宜野座IC~沖縄北ICまで。

沖縄北ICで降りて、次に向かったのは道の駅・かでな。
そう、嘉手納基地の真横にある道の駅です。

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道の駅の4階に上がると、滑走路が丸見えで、バズーカを持った人たちが戦闘機の離発着を待ち構えています。
これもまたすごいですね。
5機くらいの編隊を組んでいるのでしょうか、ひっきりなしに離発着を繰り返しています。
その度にあの轟音・・・。
いやはや、もう軽い気持ちで県外の人が基地問題に関して意見することはできないなと思いました。
地元の人が、「良くも悪くも興味を持ってもらって、一度見に来てもらいたい。そうしないと分からないことがあるから。」と仰っていた意味が、見に行って初めて分かりました。
と同時に、これを商売の元にして、軍服レプリカや戦闘機の写真を売っている地元の方もいることを考えると、う~ん・・・、となってしまいますね。

過去の戦争の歴史を学ぶよりも、現在の状況を知ることのほうがより胸に迫るものがありました。


この後はR58を南下して、レンタカー屋さんにZ4を返却しました。
返却した後は最寄りのゆいレールの駅まで送ってもらい、そこからホテル近くの駅までモノレールに乗り、ホテルに荷物を置いてから国際通りまで歩いていきました。

国際通りも有名ではありますが、ただ単にお土産屋さんが無数に並んでいるだけで、それほど見るものはありませんね。
ここで夕食をとり、お土産を買いあさり、コンビニでまたもやオリオンビールとポテチを買ってホテルに戻り、3日目は終了。
やっぱり運転が好きなので、この日が一番楽しかったのは言うまでもありませんね。