風と音と匂い

暁(あかつき)のブログ

最後のバカンス 2日目

暁が選んだホテルでは朝食がサービスされていたので、というか、そのために選んだホテルだったので(笑)、しっかり朝食をとって出発。
天気予報ではお昼頃まで雨が残るとの予報でしたが、出掛ける頃には僅かに雲に切れ間が出てきたので、思い切って傘を持たずに。
ワイルドだろ~?(笑)

この日はたぶん一番写真を撮りました。それだけ見所が多かったと思いますし、連写も多用しました。

まず最初は、ホエールウォッチング!
冬の間、沖縄の海ではザトウクジラが見られるんですよ。
高知に行ったときにもGW近辺では見られるという話でしたが、以前GWに行ったときには時間の関係上船に乗ることはできず、いつかは見たいと思っていました。
ここで叶うとは思ってもいませんでしたが。(笑)

でも、既に4月に入っており、ザトウクジラはそろそろ北上を始めるシーズンです。
ツアーを催行している会社は限られていました。
その中でも4月の第一週までは催行しているツアー会社を探して、事前に申し込みました。

でも最初からちょっとハプニング。
送迎のバスがホテル前まで来てくれるという話だったのにも関らず、前日ホテルにFAXが届いており、それを見るとバスの迎えが来るのが近くの消防署の前とのこと。
そこで指定された時間に待っていると、携帯が鳴って、「近くのコンビニまで来てるけどどこにいますか?」だって・・・。
わけ分からん。
なぜツアー会社の都合に振り回された挙句、他の参加者の方々の冷やかな視線を浴びなければならないのだろう。(苦笑)


那覇港に着いたら、こんな感じ。

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ぜ~んぶレンタカー。(爆)

そして、那覇港の向こう側は那覇空港です。
那覇空港は自衛隊の滑走路も兼ねています。
そこで点検のためなのか、戦闘機のバーナー点火くらいの勢いの爆音が立て続けに鳴り響いています。
会話もままならないです。
これは萎えますね。
これに毎日耐えている地元の方々は本当に苦痛だと思います。
暁も航空ショーなんかは何度か見に行ったことがありますが、あんなの比じゃないくらいの音量と、時間でした・・・。

乗る船はこれです。

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定員55人と書いてありましたが、たぶんもっと乗ってましたね。
満員でした。
正直、暁はこのツアー会社の船はお勧めしません。
理由は後ほど。

ホエールウォッチングのツアーを催行している会社はどこもそうなのですが、クジラを見られなかったら全額返金というフレコミです。
なので、クジラを見つけるまでの船員さんの殺気立った様子には恐怖を覚えました。

まず、出港したら全速力です。
前日までの雨の影響もあり、海はだいぶ時化気味です。
もう船は揺れまくり。
たまに空も飛ぶくらいの勢いです。いやマジで。

暁は乗り物酔いはしないので大丈夫でしたが、ほとんどの人が目標海域に着くまでにダウンしていました。
これは乗り物酔いをしやすい人にとっては地獄でしょう。
いくらクジラを見たいからと言っても、気軽に参加できるものではありませんね。

そして、それくらいぶっ飛ばして行くので、波や船首で掻き分けた水しぶきが容赦なく船に降りかかってきます。
それが船の2階デッキを伝って、満員で溢れた人がいる1階の最後方の人達に思いっ切りかかっていました。
本当にビショビショです。
見ていて可哀想になりました。
暁があの場にいたら、カメラは終了でしたね・・・。


そして1時間ほどぶっ飛ばして、ようやく目標海域に到着。

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前島の近くです。
最終的には慶良間諸島の周辺まで行きました。
着くとすぐに2階デッキに上がることを許されたんですが、この2階デッキの手摺が低すぎるために、立っていられません。
これはかなり不満でしたね~。他の船ではほとんどの方が2階デッキで立っているのに・・・。

そこで待つこと数十分。

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ブロー確認!

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すると大きなクジラの背中が見えてきて~

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尾びれをスッと上げて、再びダイブしていきました。

すごい!大きい!
メッチャ感動しますねこれ。
船員さんによるとメスだそうで、メスは一度潜ると次に上がってくるまでが長いんだそうです。

再び待っていると・・・

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なんと!今度はイルカの群れが登場!
これはこれでこの時期としては珍しいことなんだそうです。
普通はもっと暑い時期に見られるんですって。
この群れは15頭くらいの大きな群れでした。
なんだか得した気分♪

そんなこんなで騒いでいると、再び

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ブロー確認!

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今度はさっきより大きく体を反らせて、また潜っていきました。

この2回のチャンスをしっかり目に焼き付けて、帰港の途に就きました。
でもまだ時間に余裕があったため、他の船はもう1チャンス待つようでした。
ある意味、この船の船員さんたちが早く帰りたかっただけなんじゃないか疑惑が。(苦笑)


でも、帰りはゆっくりのんびりペースで航行してくれたため、2階デッキでかなりくつろぎながらクルージングを満喫しました。

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もうこの時には空から太陽が顔を出し始め、陽射しの暑いのとちょうどいい海風の心地よさで、眠ってしまいそうでした。
至福♪

港に着いてから、再び送迎バスでホテルの近くのコンビニまで送ってもらいました。


さて、お次はZ4に乗ってR58を北上です。もちろんオープンです。

走っていてまず感じるのは、沖縄の人は運転ヘタクソ!!
自己中ばっかで、リズムがバラバラ。
メッチャ遅い人もいれば、メッチャ速い人もいる。
その中に道を知らないレンタカー軍団が半分くらい混ざっているので、まさにカオス。
普通に運転してるだけでもかなり疲れます・・・。
ちなみに県外ナンバーはほとんどいません。
暁が見たのは、山口と下関だけでした。


最初に向かったのは残波岬。
の前に、昼食をとっていなかったので、途中にあった農協の直売所のようなところにあった売店で、紅豚というご当地豚を使ったハンバーガーを食べました。
これがおいしかった!
ん?べにぶた・・・。紅の豚じゃないよな?(汗)


んで、また少し走って着いた残波岬。

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特に見るものもなく。(汗)
灯台の中に入れるはずだったんですが、入り口まで行ってみると「KEEP OUT」ですって。
ちゃんと灯台としての機能は果たしているのかしら?(笑)

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ここでも綺麗な鳴き声のする、見たことない鳥がいました。

これといって見るべき所もなく、すぐに次の目的地へ向かいました。


次に目指すは万座毛。
こちらは観光地化されており、駐車場に入る車が渋滞していました。
すると・・・、すぐ前に暁が借りようとしていた黒いZ4が。(爆)
プチZ4オフ会になってしまいました。

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さすがにこちらは有名なだけあって、景観もよかったです。

これは南側ですが、北側を見ると、

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途中まで浅くて、すぐに深くなるんですね。
岩も段々侵食されていっていることが分かります。


万座毛を後にして、次に目指すはグルッと回って美ら海水族館。

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結構な人で賑わっています。
駐車場を見ても、レンタカーとそれ以外が半々くらいでしょうか。
地元の方もよく来るんですね~。
そして時刻はもうすぐ16時。16時から入館料が3割引になるということもあって、混んでいたのかもしれません・・・。
暁はツアーでもらえる無料券を持っていたのでそれ狙いではなかったのですが。(汗)


序盤は、まぁ、どこの水族館でも見られる光景でしたよ。(笑)

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AF合わせながら追っていったらサンゴの影に隠れられてしまいました。

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このエビでっかい!手前の2匹のエビが普通によく見る伊勢海老サイズです。
マジで怪物クラスの大きさですよ・・・。

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マングローブの木の下にもこんなに綺麗な魚が泳いでいるんですねぇ。

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これは今まで見たことがないような魚。
綺麗な色してますね~。

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周りの人が面白かったです。
「きも~い」って言う人もいれば、「かわい~ぃ」って言う人もいて。(笑)

こういう水族館で撮った写真って、よく撮れた写真だけを羅列するだけになっちゃうんですよね。
なんというか、自分が伝えたいものを載せるという感覚が乏しくなってしまうような・・・。

んで、ついに大水槽の中を泳ぐジンベイさんの姿を発見!ですが・・・

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あれ?水槽にこんな格子が入っちゃってるの?
マジですか?
これじゃ大阪の海遊館のほうが全然大きく見えるじゃないの~。
などと思い、先に進むと・・・

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どーーーん!!

そりゃそうよねぇ。やっぱこうじゃなきゃねぇ。(笑)
うん、すごく大きいです。
ジンベイさん1頭が悠々と泳げる広さ。

と思っていると・・・

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2頭キター!
すごーい!2頭もいるんですね~。

なんて思いながらファインダーを覗きつつ追っていたら・・・

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3頭ニアミスキター!

え?え?どこから来たの?(笑)
突然現れたので素でビックリしましたよ。
そりゃこれだけ広い水槽なら、3頭も余裕で泳ぎ回れますよね。


しばらくジンベイさんの雄大な泳ぎっぷりを堪能した後、隣にあるサメ専用の水槽へ。

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わっるい顔だなぁ・・・。

鮫肌とエイ肌(笑)の実際に触れる標本がありました。
サメの中でも意外とサラサラの肌のものもいたり、意外とエイの方がザラザラの肌のものもいたり、なかなか面白かったです。

そして再び大水槽の前へ戻ると、運よくこれから餌やりの時間だそうで、これを見てから出ることにしました。

解説によると、餌やりの時間帯を魚たちも感じているらしく、餌やりの直前は魚たちの泳ぐスピードが一番速くなるそうです。
実際に、ジンベイさんも先程よりかなり速いスピードで泳いでいます。
みんなが同じ方向に泳いだら、このスピードなら洗濯機並みに渦ができるでしょうね。(笑)


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餌やりが始まると、立ち泳ぎをします。

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そして水面付近の水と一緒に吸い込みます。
ゴバァーーーッと。
すごい迫力。
ちなみにマンタもジンベイさんと同じように、口から水と一緒に吸い込んで、濾し取って食べる生き物なんだそうです。
でも、マンタの場合には吸い込むというより、自分で泳いで流し込むという感じですね。

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水面付近の餌を食べ終わると、立ち泳ぎをやめて、少しの間口を開けながら普通に泳ぎ始めます。
水中に沈んでいく餌を残さず食べる作戦ですね。(笑)

いや~、いいものを見られました。
満足満足♪

その後は混雑しているお土産屋さんを華麗にスルーして外へ。(笑)

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向こうは伊江島。
あんなに小さな島にも米軍の施設があるんですよね・・・。

陽もだいぶ傾いてきたので、この日の宿へ向かいます。
ツアーでは3泊とも同じホテルを予約していたんですが、2泊目はどうしても本島中部に宿を取らないと、3日目の行動に支障をきたすので、この日の宿は瀬底島にある民宿を別で予約していました。


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少し来た道を戻って瀬底大橋。
そこから瀬底島に渡って、予約した民宿に到着。

部屋に案内されると、いいお部屋でした。

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まさにオーシャンビュー♪
天気がよければここから海に沈む夕陽も見られたんですけどね・・・。
まぁ、致し方なし。

こちらは民宿だけあって夕・朝食付きだったんですが、期待通りの地元の名産を使った料理をたくさん出してくれました。
島野菜の天ぷらや、お刺身、チャンプルー、ジーマーミ豆腐、本当においしかったです。

民宿の奥さんに言われて初めて気付いたんですが、メッチャ日焼けしてました。(爆)
顔がまっかっか。お酒でも飲んだんですか?ってくらい。
それほど陽射しがきつかったということもなく、逆にウィンドディフレクタが付いてなかったので少し寒いくらいだったんですが、沖縄の日光ヤバいですね。
これが真夏とかだったらどうなってたんだろう・・・。

部屋飲みするために缶ビールを注文したんですが、あの有名なオリオンビールが出てきました。
これおいしい!!
お酒が好きなわけでもない暁が言うんだから間違いないです。(笑)
メッチャスッキリしてて、ビール特有の苦味とかがほとんどありません。
これは沖縄に行ったらぜひお勧めしたい!
こっちでも沖縄料理店とかに行けば飲めるのかな?

満腹感と幸福感に包まれて2日目は終了。
いや~、この宿に暮らしたいと思っちゃいました。(笑)