風と音と匂い

暁(あかつき)のブログ

連休中の我慢を発散

昨日のこと。

連休中はいろいろと我慢して出掛けなかったので、ドライブ禁断症状がピークに・・・。
というわけで、連休明け最初の週末は絶対出掛けようと思っていました。

が、天気予報は明け方まで雨・・・。
そして起きてみるとまだ小雨がパラついている・・・。(泣)
でも、一度火が付いたこの勢いは止めることができず、お昼頃から晴れという天気予報を信じて出掛けました。


まず最初に向かったのはここ。

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錦帯橋です。

以前、家族旅行で宮島までは来たことがあったんですが、そこからあまり離れていないんですね。
まぁ、その時には時間の都合もありましたけど、セットで訪れてもいいかもしれません。

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着いても天気は相変わらず小雨が降ったり止んだり・・・。
霧もかかっていますね~。

中央の3つはアーチが強くて橋桁なしで大丈夫なんですね。
両端の2つはアーチが緩いので橋桁が付いています。

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橋の裏側はこんな感じになっていました。
やっぱり頑丈そうな造りになっています。

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河原にはこんな感じの黄色いアクリル板を被せたライトが設置されていました。
これでライトアップされたら、いい雰囲気の橋が浮かび上がりそうですね。


早速、橋を渡ってみましょう。
片道でも往復でも通行料は変わりません。
蓬莱橋と違って近くに普通の橋もあるので、地元の方の負担にはならないでしょうね。

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このように、アーチの下1/3くらいは低い段差の階段になっています。
上っているときはいいんですが、下っているときは突然ガクッと下がるので、足をくじきそうになります。(汗)
お年寄りとかは結構危険なんじゃないでしょうか・・・。

渡ってみるとなんてことはない、ただの橋です。(笑)
上り下りがあるぶん、普通の橋のほうがいいんじゃないかって気も。(爆)
まぁ、外から見てる雰囲気ですよね。
あとは木造でのアーチ橋という技術的な功績。
見てると本当にカッコいいですもんね。


渡った先には幾つかのお土産屋さん。
その向こうにはちょっとタイムスリップしたような素敵な空間がありました。

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山の上に見えるのは岩国城。
お城好きの暁としては絶対に行っておきたい場所でしたが、このお天気・・・。
見える景色は残念なことこの上ないものと思われるので、泣く泣く諦めました。
残念。
また機会があったら次こそは!

先に進んでいくと吉香公園という公園になっていました。

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楠ってなぁ~んか偉大な感じがしますよね~。
眺めて見とれちゃいます。
トトロの影響?(笑)
この公園には立派な楠が何本もありましたよ。

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夏には錦帯橋の側で鵜飼が行われるようです。
その鵜を飼育している場所のようです。
隣の建物の中から鵜のものと思われる鳴き声はするんですが・・・。(笑)
それにしても、振興しているのが株式会社とは。


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次に訪れたのは国指定重要文化財の旧目加田家住宅。
瓦が左右折り重なっているのが珍しいんだそうですよ。

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庭園も狭いながらもしっかりとした趣がありました。

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かわやは、やっぱり別棟になってるんですね。(笑)


ここを出てさらに進んでいくと、吉香神社に続いていました。

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錦雲閣という建物の中で、外国人がギターを弾いて、若者がそれに歓声を上げていました。
これはOKなんでしょうか?
ここだけに、神社という場に全くふさわしくない賑やかさがあったんですが・・・。

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田中穂積先生ですって。
誰?(爆)
前を通りかかったら突然音楽が鳴り始めたので、ついつい撮ってしまいました。

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人気(ひとけ)のない神社ですねぇ。
お賽銭箱と、おみくじの無人販売(笑)があるだけです。
これじゃギターをかき鳴らす人が出てきてもおかしくない。(苦笑)

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おびただしい数のおみくじが木の枝に縛り付けられています。
写真で見るとそんなにですが、実際に見るとちょっと薄気味悪いです。(汗)

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あのロープウェイに乗ると、岩国城まで行けるんですね。
歩いて行く遊歩道もあるようですが・・・。
ちなみに錦帯橋の通行料とロープウェイの乗車券がセットでも売られているようですよ。


だいぶ歩いてお腹が空いてきました。

そういえば錦帯橋を渡ったところにあったお土産屋さんにこんな看板が。

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ご当地ソフトクリームですって。
でも、全国あるわけではないようです。(汗)

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暁は地元岩国の栗ソフトクリームにしてみました。
岩国って栗が有名なのかな?
味は、まぁ、栗のような、栗じゃないような。
でも久し振りだな、ソフトクリーム食べるのも。


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この時期でも屋形船は出ているようです。
この頃にはもう雨もやんでいたので、川面も穏やかですね。

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錦帯橋に一番近い駐車場は河原の中にあるんですが、丸1日以上降り続いた雨の後でもこんな状況なので、台風でも来ない限り大丈夫そうですね。
観光バスとかまで入っちゃってるのがすごいですが。
でも、景観的にどうなんですかねぇ・・・。

行ってみて分かりましたが、錦帯橋ってそれだけではたいして面白くなくて、その向こうにあるいろいろな施設や文化財を見て総合的に楽しむ場所なんだなと思いました。
岩国城まで行けたらもっとよかったんでしょうけど、行けなくても十分楽しめました。公園とかすごく綺麗でしたしね。


さて、お次はさらに南下して屋代島へ。
この島、地図では屋代島って書いてあるんですけど、町名は周防大島町っていうんですよね。
なんだか不思議な感じです。

この島へ何用かというと、もちろんアレです。
道の駅。(爆)
この島に、山口県最南端、いや、中国地方最南端の道の駅があるんですよ。

島に入って、まずは腹ごしらえ。
食べログで見たこのお店へ。

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600円で日替わり定食が食べられるということで、喜び勇んで来てみたものの・・・

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まだ午後1時になったばかりなのに~。
残念すぎる。
岩国城に行けなかったことより残念かもしれない。(笑)


仕方なく当初の目的地、道の駅・サザンセトとうわへ。
オレンジ色のガードレールを見ると、山口県まで来たんだな~という実感が得られますね。

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結構遠いです。(笑)
島に渡ってから20km以上あるでしょうか。
島自体も結構大きいんですよね。
田舎っぽいわりにお店とかも充実してますし。
でも葬儀屋さんとか仏具店が多いのが印象的でした。(汗)

この道の駅にも食堂はあるんですが、今さらお刺身が数点ついだけで1,200円とかの定食はお財布が受け付けず・・・。(苦笑)
一人暮らしを再び始めてから、その辺の損得勘定というかCP比の敷居値が1段階、いや2段階かそれ以上に上がりましたね。

というわけで駐車場の片隅にあったこんなお店へ。

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でも、ここも失敗でした・・・。
なぜかは察してください。(泣)

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道の駅から見える景色です。
こちらも霧がかかっています。

残念な昼食を済ませて、スタンプを押したら、次の目的地へ。


陸奥記念館です。

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ちょっと見にくいですが、「陸奥野営場」って書いてあります。
野営場ってすごい名前ですが、ようはキャンプ場です。(笑)

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奥にはこんなものまで置いてあります。
これ、Google Mapで見ると面白いですよ。
何もないところに突然でっかい飛行機が置いてありますから。(笑)

ここは、戦艦「陸奥」の記念館です。
戦時中に、この島の沖合い3kmの地点で爆発して沈没しました。
未だにその爆発の原因はハッキリしていないようです。
その艦体のほとんどは引き上げられて、いろいろな場所(もちろんここにも)に収蔵されているようですが、まだ部分的には沈んだままのようです。

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玄関には主錨が展示されています。
メチャクチャ大きい・・・。
ご存知、大和ができるまでは、長門級が世界最大の戦艦でした。

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陸奥記念館は平成6年に今の場所に移転したそうです。
前はどこにあったんでしょうかね?
いづれにしてもこの島のどこかだとは思いますが。

受付の方に写真を撮っていいか尋ねたら、フラッシュをたかなければOKとのことだったので、ちょっと遠慮がちにいろいろ撮ってきました。(笑)

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絵か~。(笑)
大和ミュージアムにはかなり精巧な模型があったのになぁ。

艦内の見取り図もあったんですが、驚いたことに艦内に鋳造所までありました。
長い間帰港できないこともあるでしょうから、その間の修理なんかに使われたんでしょうね。
すごいことです・・・。
他に面白いものとしては漬物室とか。クサイから部屋を分けたのかな。(笑)

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特に許されなければ使用は許可されなかったんでしょうかね?

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すごいですね~。
昔の人の勤勉さがうかがえます。
物理の公式とか意味不明すぎて全然覚えていません。(苦笑)

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手紙の数々。
中には永久保存のため複製のものも。
上のノートでもそうですが、なんで昔は書き方が漢字とカタカナだったんでしょうかね?

しかし、いつの時代でも故郷を想う気持ちは変わりませんね。
切実というか、現実的すぎる内容に、思わず涙が浮かんできます。
読んでいたら1日じゃ足りません・・・。

最後の方には

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あ、やっぱりあった。(笑)
でも大和ミュージアムのはもっと(ry

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この海域が連合艦隊の停泊地だったんですからすごいですよね。
この島々の間を縫うようにでっかい戦艦達が航行していたことを想像すると、やっぱりちょっとワクワクしちゃいます。(笑)

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館内全体でこれだけなので、それほど大きい施設とはいえませんが、見てると時間はあっという間に過ぎてしまいます。

外に出て、敷地入り口の階段を上ると、引き上げられた艦体の一部を見ることができます。

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艦首です。
現役の頃にはこの先端に菊の御紋が輝いていました。
菊の御紋は館内に展示されています。
もちろん金箔ははがれ落ちていますが・・・。

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艦首の内部です。
鉄板の厚さとかスゲー!
この切り取った部位だけで16tですって。
防水とか防錆とかどうしてたんだろう?

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副砲です。
単砲なんですね~。
砲座を含めて18tですって。

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スクリューです。
材質はマンガンブロンズという、銅とスズ、亜鉛、マンガンの合金だそうです。
これで1tですって。
いろいろと現代ではありえない物量ですね。

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この3km先に沈んでるのか~。
これまた浪漫ですなぁ。

それにしても霧が濃い。
本当なら本州が見えるはずなんですが。
ホントに大きい湖みたいなもんですね。

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結構な長居をしてしまいました。


次はこの島で一番の海水浴場に行ってみることにしました。

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片添ヶ浜海水浴場です。
瀬戸内海って泳ぐのに適してるんでしょうかね?
海水温が高かったりするのかな?

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木陰で休憩中のハチ。
あ~、洗車したい!(笑)


この後、楽しそうな道を求めて山の中へ入っていって、国道まで下りてきてだいぶ進んだだろうと思ったら、まだ道の駅までも戻ってきてなくてビックリしながら帰ってきました。(笑)
いや~、長かった。
こんなに長く書くつもりはなかったんですが、それだけ充実してたってことなんでしょうね。
いやはや、いい休日でした。